親世代にわかる邦楽ロックの一言 blog

親世代に不思議な今どきの邦楽ロックのあれこれ

V.I.Pは満島ひかり 小沢健二 さん 「春の空気に虹をかけ」

どうも。F山 南央です。

 

 

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今回のライブの宣伝ポスターは、2月26日から

渋谷駅、大阪梅田駅にでっかく展示されました。

 

そしてこのデザインがメインとなって

Tシャツなどもありました。

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その中で、やはり小沢健二さんと言う人は、

「ただモノ」ではないことが

実にたくさん。

 

かなりのライブに足を運んでいる自分が

初めて出会ったのがワイヤー。

それは所々が光アイテム。

クリスマスのモミの木にかかっている

電球のようなものを想像してもらえたら

わかりやすい。

「ひかりもの」を配るアーティストは、

最近増えていて、やはり暗い中で

それが光ると演出になる。

 

今回の小沢健二さんのライブ、

ママたちが未就園児、または

だっこバンドに入った赤ちゃんも

たくさん来ていました。

 

その子供たちがワイヤーを持って

自由に遊んでいます。

女の子は、ハート型にしてみたり、

男の子は、頭に

王冠を作ったりと、

小沢健二さん自身が

お子さんを持つことで子供目線という新しい

視野が生まれていました。

 

 

1998年に日本から姿を消す前に出した2曲

「春にして君を想う」が

一応の活動最後の曲となるのですが、

隠しトラックとして「ある光」があります。

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その「ある光」は、その頃、

小沢健二さんが日本から

「いなくなってしまいたいほど」辛く、もがいた

時間を吐き出すような曲です。

この曲がなければ、

それからの小沢健二さの原動力は

生まれなかったのではと

思える1曲。

曲の時間も8分を超える、ポップシングに

しては、かなり長い曲ですが、

どこか深い森にでも

引き込まれていくような感じのする曲です。

 

 

この曲さえ十分に聴くことができたら、

今日のライブに

来た価値はある。と思っていたのですが、

それは間違いだとすぐ気が付く。

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それは今回の楽曲を演奏するメンバーが

なんと全員で36名にもなる楽団。

そしてその中に女優の満島ひかりさんがいました。

満島ひかりさんは、小沢健二さんのもはや片腕。

小沢健二さんの声のトーンの低さからコーラス、

そして高音のソロまでそれは、見事。

アルペジオ」は最高だった。

 

小さい時に三浦大知さんたち

と組んでいたFolder5の頃から

女優としての満島ひかりさんになるまでに、

踊る、サポートする、演技する、

唄うとエンターテイメントの世界で

必要な技術をすべて持ち合わせた女性になっていました。

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そして驚いたのは、ギターまで弾いてしまうこと。

彼女が今回のツアーにいることで、

このツアーが10倍20倍の

効果をもたらしたことは間違いありません。

 

しかもテレビや、MVでは小沢健二さん、

高音がなかなか

出にくいような歌い方をします。

それであまり聴かない

という人もいるのかもしれませんが、

そう感じている人には、

なおさらライブで聴いてみて欲しい人です

 

もちろん、音響がバッチリで、

そういったところのフォローも

されていることもありますが、

聴いてきて「高音が苦しそう」という

意識はうまれません。(流動体については除く)

 

20年という月日は、その言葉通り、とても長く

その時間があって、ようやく小沢健二さんが

日本での活動を再開しようと思い出したのだろう。

ただ、戻って来た小沢さんは、自分達がかつて子供世代だった

頃のような、ただただポップでメロディアスな曲だけ

ではなかった。

 

言葉の意味を追求すれば、

それは小沢健二さんの作る曲詩が

よくわかるという人は

あまりいないのではないか。

とにかく表現が複雑で、深い。

同じように向かう先のことを表現するにしても

小沢健二さんにかかれば、

それが小説のようにでもなってしまうから。

 

しかも加えて、お子さんがいることで表現の部分に

子供のいる人の感覚が取り込まれている。

 

その小沢健二さんの公演は、残念なことに今回は4公演のみ。

行かれない人の方が多いことになってしまうが、

あの空間にいる楽しさをぜひ感じてもらいたいと思う。